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巨額の損害賠償請求・司法書士や税理士へ余り過ぎた弁護士が襲いかかる時代 否認や非弁の無料鑑定・公認会計士資格 飯田はじめ03-6265-6349このブログは飯田の個人的意見です

弁護士バッチは禁錮以上の執行猶予でも無効に・・再度司法試験に合格する他無い・・惨めな余生になる

以下記事転載

読書:「転落弁護士」を読んで・・。

http://blog.goo.ne.jp/nagoyann55/e/b85251ea2dd95b710f5b0b031ac23618

2012年08月12日 | 日記

「転落弁護士」(内山哲夫著)を読んだ。執筆の目的は、若い弁護士への「反面教師」として、とのことである。
読んだ感想としては、その目的は達していると思う。転落のきっかけは、金融ブローカー等の依頼者との交流がきっかけで、銀座での豪遊がはじまり、飲食で金と色におぼれていったことにあるとされている。
内容はバブル時代を背景にしているが、今でも十分起こり得るだろう。

私も、バブル時代に仕事の関係で、銀座等で接待を受けたことはある。最初の頃は遠慮気味だったのが、だんだん慣れていくという過程は、よく分かる。自戒していても、金と色の誘惑は怖いものがある。

多くの弁護士事務所は、紹介を原則とし、「飛び込み依頼者」はお断りを原則としていると聞く。依頼者の選別が目的なのだろう。

そう言えば、もう15年近く通っているスナックも、一見さんお断りのお店だ。この5月に久しぶりに行ったのだが、私しかお客がいないときに、2人連れが入ってきたが、ママは入店を断った。「まともなサラリーマンのようだし、断ることもないんじゃない?」と聞くと、「でも、知らない人は怖いじゃない。」とのこと。不況でつぶれる飲み屋も多いが、このお店は、もう30年近い。

ある意味、お店も事務所経営も同じだろう。

しかし、
即独した場合は、依頼者を選べる状況にはないともいえる。ロー時代の借金や弁護士会費、事務所経費等、お金が喉から手がでるほどほしい状況だろう。

全盲の弁護士竹下先生の著書に書いてあったが、弁護士事務所を開設すると、直後に近くの暴力団が挨拶に来るという。(竹下弁護士は、全盲の司法試験第1号合格者で、山口組組長訴訟を勝ち取った方とのこと。点字と録音テープで司法試験の受験勉強をされたというすごい方。)
彼らの訪問目的は、この弁護士は、使えそうか、又は自分たちの相手になったときの力量を見極めるためなのか、私には分からない。
ただ、依頼を受けるそぶりでもしようものなら、すぐに甘い話を持ち込むだろう。

「やくざが店にやってきた」の著書のある宮本氏の講演を聴いたことがあるが、やくざは、飲食店でもどこでも最初は態度もいいし、金払いもすごくいいとのこと。初期投資をしているといえる。そして関係が深くなったところで、突如として、寄生虫の本性を現すのだという。
いわゆる闇世界の連中の甘いかつ巧みな誘いに乗らないことが絶対である。彼らはある意味、対峙する相手であり、依頼者とすべきでない者というべきだろう。

「即独の危険」、きっと、弁護士会の講習プログラムに入っているだろうな・・・。

 

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転落弁護士/内山哲夫

http://inoueroumu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-6fb8.html

 弁護士は、スマートで格好いい仕事でも楽してもうかるボロイ仕事でもありません。むしろ、実に泥臭い、それも、とてつもなく責任の重い肉体労働なのです。そのうえ、誘惑の多い仕事で、常に転落の危険に付きまとわれているのです。
その理由は、弁護士の仕事が、裁判所や検察庁や警察署といった、善良なる一般市民には無縁の役所に土俵が設定されているからです。つまり、これらの役所の“お得意さん”は、ヤクザ、高利貸し、ブローカーといった裏筋の連中で、弁護士は、好むと好まざるとにかかわらず、彼らとかかわりを持つことになるのです(彼らの依頼を受けなくても、彼らを相手に交渉したり訴えたりしなければなりませんから)。そして、こうした裏筋の連中は、自分の代理人である弁護士を意のままに使おうと思って、札束の誘惑や甘い女体のにおいなどのわな民を仕掛けてくるのです。

本書は、元弁護士の転落の半生の記録である。

どのようにして道を踏み外し、実刑判決を受け、塀の中の生活を送るようになったのか、

そして、出所してからの誘惑の数々。

それらを赤裸々に綴っている。

この自伝を書くことになった経緯が興味深い。

恩師である弁護士から、「最近、道を踏み外す弁護士が多いので、それがどれほど惨めなものか、その転落記を書いてほしい、これこそが、君の、一般社会と法曹界、そして、君がかって勤めていた警視庁に対する最高の償いだ」と勧められたからだという。

弁護士というと、非常にステータスの高い仕事という印象が強い。

エリートで、格好良くって、もうかる仕事だというのが普通の人が弁護士に対して抱いているイメージである。

ただし、今は随分とこの事情が変わってきている。

司法制度改革で、毎年、司法試験合格者3000人を目指すとされている。

今のところ、その目標は達成されていないが、それであっても、今、弁護士の急増により、食えない弁護士が増えてきている。

それこそ、「司法試験には受かったものの」という訳である。

そうするとどうなるのか?

一つ、懸念されることとして、悪の道に走る弁護士が増えるかもしれないということ。

著者によると、転落した弁護士ほど惨めなものはないという。

弁護士が不祥事起こして転落すると、

事件屋になって悪事の片棒を担いでますます転落していくか、

無気力な隠居生活に入るか、

ホームレスになるか、

電車に飛び込んだり首をつったりしてこの世とおさらばしてしまうかだという。

弁護士の世界も外側から見るのと、内側から見るのとでは大きな違いがあるということであろう。

2012年10月31日 (水) 書籍・雑誌 | 固定リンク

 

 

転落弁護士

http://www.fben.jp/bookcolumn/2005/08/post_823.html

 

著者:内山哲夫、出版社:講談社
 私と同じ団塊世代。警視庁(事務系)に入ったものの、司法試験を目ざして退職し、一回で司法試験に合格(30期)。東京・銀座に事務所をかまえ、夜の銀座で豪遊をしているうちに筋の悪い事件に手を染めるようになり、ついに5000万円の詐欺罪で逮捕される。温かい先輩・同期の弁護士たちの活躍で執行猶予5年の温情判決を受けたものの、事件屋と組んだ大企業相手の恐喝事件が発覚して懲役2年4ヶ月の実刑判決を受け、甲府刑務所に4年ほど服役。いまは法律事務所の調査員をつとめている(調査員とは一体何をするのだろうか・・・?)。
 金もうけのために弁護士になろうという浅ましい根性こそ、転落する伏線だった。法律を金もうけの道具に使おうという浅ましい心が、結局、身を滅ぼすことになってしまった。
 夜の銀座で消費したお金は、おそらく1億円は下らないだろう。
 弁護士は、やはり銀座に法律事務所を構えている方が断然、受けが違う。「銀座の先生ですか、さすがですね」となり、同じ東京でも池袋とは格段の落差がある。
 裏筋の連中のヤバイ仕事を、イエスと言って悪徳弁護士の道を歩むことも、ノーと言って弁護士の良心を守りつづけることもできず、弁護士の良心の残骸と顧客失うことの恐れを引きずって、優柔不断のままこれを引き受けることが転落弁護士への道を歩むことになる。
 この本を読むと、弁護士が転落して道筋がよく分かります。銀座には縁のない私にも反省させられるところはありました。
 後半は、刑務所生活が生々しく描かれています。刑務所は静かなところだと思っていましたが、どうも違うようです。騒音地獄だということです。収容者がラジオのボリュームを最大にして聴くからです。
 そして、刑務所にも独特のヤクザがいて、収容所を支配しようとします。
 刑務所ヤクザというのは、実におかしな連中で、刑務所ではカタギはヤクザに奉仕するものと思っている。カタギの食い物を取りあげるのが刑務所ヤクザの楽しみの一つで、死守しなければならない特権だという。
 著者はこれにあえて反攻したため、とんだ陰謀に巻きこまれてしまいます。
 刑務所で収容者をいじめたり虐待するのは看守ではなく、同じ収容者である。もし収容者の自治にでもまかせてしまったら、ろくでもない連中の支配する地獄と化するだろう。
 これを読んで、ナチス強制収容所を思い出しました。ナチスは収容所内の生活はかなり「自治」を認めていました。そのため、囚人頭などの横暴がひどかったというのです。
 著者が仮釈放で刑務所を出てから働きはじめたところで、ひどいタコ部屋的な、奴隷のような扱いを受けたことも明らかにされています。
 出所した人間の再犯率が高いのは、刑務所の処遇に問題があるのではなく、むしろ社会の受け入れ体制にある。刑務所を出所したばかりの者に対して、刑務所以上の酷な仕打ちをする雇用主があまりにも多い。なるほど、と思いました。
 いずれにしても、この本によって、何のために弁護士になろうとしているのか、なったのか、やはりその原点の意義がきわめて大きいことを知りました。転落の道をたどらないための反面教師として、大いに学ぶものがある本です

 

 

内山哲夫の「転落弁護士  私はこうして塀の中に落ちた  」を読みました。

23:55 |   

http://d.hatena.ne.jp/victoria-3rd/20081118

                              講談社

 内山哲夫氏は、司法試験に合格し、新進気鋭の若手弁護士として活躍していたが、5000万円を横領、それが発覚して逮捕された。そのときは、仲間の弁護士の尽力で執行猶予つきですんだ。しかし、その後すぐに、事件屋とくんで、会社を恐喝したため、今度は実刑をくらってしまった・・・。

 そんな内山氏の犯罪に走ったきっかけ、刑務所体験記などである。

 犯罪に手をだしてはいるものの、内山氏自体、そんな立派な悪徳弁護士には見えない。ヤクザの顧問弁護士とかして、倫理もへったくれもないような方々である。中途半端に犯罪に手を出したため、「バッジを飛ばす」(弁護士は弁護士会に入っていないと営業できないため、その弁護士会を退会して、弁護士バッジをつけられなくなることである)はめになってしまったのである。

 犯罪に走ったキッカケとしてウチヤマ氏が挙げるのは、銀座の高級クラブに出入するようになったことである。これも、弁護したヤクザさんに連れてってもらったのがきっかけであった。

 職業柄、弁護士さんは、「悪い」人たちと接することが多い。そういう人達には、なるたけ染まらない、遠ざけるのが、ベストであろう。ま、どんな職業であれ、それは言えるけど。

 それにしても、資格をもたないで、弁護士っぽい仕事をする人がいて、事件屋というらしい。何をしているかといえば、ゆすりとかタカリとか、会社を脅したりとか、破産する人につけこんで、特定の債権者(ヤクザ)にだけ財産がいくような芝居をうったり(私的整理とかいうらしい)するんですな。

 知らなかった。

 この事件屋にならずに、更生しようとしている、ウチヤマ氏はえらい!法律ってのは悪用すると恐ろしいことになるようである。

 山梨の刑務所に送られたが、慣れてしまうとけっこう楽しんでいるようである。

 でも、外(シャバ)の方が空気がおいしい!そうで。

 元弁護士だから、更生もラクではないようである。うーん、もともと優秀な人なんだから、ちゃんと使えば、社会のためだと、虫は思うけどね。

 

【コラム 吉原恵太郎】弁護士としての転落を示した貴重な懺悔録、「転落弁護士」(上)

2014年11月22日 19:58

http://www.zaikei.co.jp/article/20141122/223389.html

 

記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

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【11月21日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

■ 弁護士の不祥事は増殖、懲戒件数は横ばい

 近頃、新聞等の紙面で弁護士の不祥事が取り上げられることが少なくない。

 痴漢、預り金の横領、顧問弁護士のインサイダー取引…。筆者は、国内の事件数自体の減少傾向や弁護士の増員等が少なからず背景にあるような気がしてならない。

 実際、弁護士の懲戒件数も以前に比べて高止まりの傾向にある。

 2012年の懲戒請求の新受件数は3898件、懲戒処分件数は79件である(内訳:戒告54件、業務停止23件、退会命令2件)。また、2008年〜2012年の懲戒処分の平均は75件であり、2003年〜2007年の平均61.8件を上回っている(以上、日本弁護士連合会編著「弁護士白書2013年版」231頁より)。

 もちろん、弁護士会もこのような状況に危機感を抱いており、現在、対象となる弁護士(登録1年目、満5年、満10年及びその後10年ごとに達した者等)に対して、倫理研修への参加義務を課している。

 筆者も先日所属弁護士会の倫理研修を受講し、研修内容のレベルの高さに満足を覚えた。

 しかし、筆者としては、懲戒処分による抑止、倫理研修の受講に加えて、全ての弁護士が、ある書籍を一読されることを強く薦めたい。それが、本稿のテーマである内山哲夫著「転落弁護士」(幻冬舎文庫)である(以下この著者を「内山氏」という。)。

■ 元弁護士の懺悔録

 「転落弁護士」は、内山元弁護士による懺悔録である。

 内山氏は1948年、東京で産まれた。中央大学を卒業後、警視庁に入庁するも、司法試験受験のため退職。そして1975年、司法試験に1発合格する。

 弁護士登録後(司法修習30期)は、イソ弁期を経て、1980年に東池袋で弁護士1名・妻の事務員1名で独立開業に至った。

 独立後数年は新進気鋭の弁護士として順調な生活を送る。しかし、天才詐欺師「ハマのマッちゃん」の私選弁護を受け、多額の報酬を得たことで、生活は一変。弁護士としての矜持も失われる

 この「ハマのマッちゃん」の色仕掛けによって夜の銀座にはまり、遊興費欲しさに数々の筋悪の事件をこなすようになるからだ。さらに事務所も銀座に移転し、散在に拍車がかかっていく。酒や女に費した金額はおそらく1億円を下らない。

 こうなると、事件処理への情熱も減っていく。依頼者から複数の懲戒請求を受けるようになり、1990年2月、業務停止1年の処分を受ける。さらに同年、依頼者の母親の金銭5000万円を横領したとする業務上横領事件で逮捕されたことで、自ら所属弁護士会(東京弁護士会)を退会。妻とも離婚する。

■貧すれば、鈍する

 しかし、保釈後も元弁護士の肩書や年齢が災いして就業もままならず、貧するようになり、今度は三菱重工への企業恐喝事件で事件屋として協力してしまう。そのため、先の業務上横領事件で執行猶予中の1994年、この三菱重工に対する恐喝未遂・既遂の被疑事実で逮捕され、1996年に実刑判決が下る。収監され獄中生活を送り、ヤクザに苛められる等した後、2000年に仮釈放で出所に至る…。

 筋悪事件を手がけるうちにヤクザにボコボコにされたり、弁護士活動中の話だけでも十分にインパクトがあるが、さらに強烈なのは出所後の生活である。【続】

 (編集部注)【コラム 吉原恵太郎】弁護士よ、いまこそ『転落弁護士』を読もう:弁護士としての転落の帰結を示した貴重な懺悔録(下)に続きます。

吉原恵太郎(よしはら・けいたろう)/弁護士
1976年、埼玉県春日部市生まれ。立教大学法学部卒、明治大学大学院修了。埼玉弁護士会にて弁護士登録し、交通事故、成年後見等を専門分野として多数の案件に取り組む。東京弁護士会に登録替えし、むくの木法律事務所のパートナー弁護士に就任。現在は日本の資本市場における少数株主の権利擁護活動にも力を入れている。

 

 

【コラム 吉原恵太郎】弁護士としての転落を示した貴重な懺悔録、『転落弁護士』(下)

2014年11月22日 19:59

http://www.zaikei.co.jp/article/20141122/223390.html

記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

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【11月21日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

■ 出所後は人生のデフレスパイラル

 さて、内山元弁護士だが、出所後、まず紹介で動物霊園に就職する。そこはいわゆるタコ部屋で、管理人から通帳まで取り上げられて奴隷扱いを受けた上、従業員に首を絞め殺されそうになる。そのため、保護観察官に事情を説明した上で脱出する。

 その後就職活動を続けるも、年齢等の問題で全く仕事が見つからない。多所を経て、ようやく住み込みで催事場の仕事を見つけるが、今度は、タコ部屋のオーナーがヤクザという超ブラック企業であることが判明。

 監視の中、夜中に部屋を脱出して、線路伝いに最寄り駅まで逃亡する。

 その後も、見つかる就職先といえば、インチキ食品の販売やタコ部屋生活の労働現場ばかり。仕事を続けたくても長続きしない。ついに進退窮まりホームレス寸前になったところで、再び、「魔の誘い」が。

 法律事務所や元弁護士を支配下に置く非弁の「ハマのマッちゃん」から、月収100万で非弁行為をするよう誘いを受けるのだ。札束の誘惑にほとんど乗りそうになるが、先輩弁護士から一喝されて踏みとどまる。

 そして先輩弁護士や恩師のアドバイスを受け、懺悔録を綴り始める--。

■内山元弁護士の所在は不明

 「転落弁護士」の本文はこの辺りで終わるが、さらに気になるのはその後である。単行本(2005年刊)の内山氏の略歴だと「出所後、さまざまな職業を転々とし、現在、押谷法律事務所の調査員を務める」とあるが、文庫版ではこの記載が削除されている。そのため内山氏の現在は一切不明である。

 筆者が「転落弁護士」を初めて読んだのは司法修習生のときである。弁護修習先の恩師の書棚にあって気になり、図書館で借りて貪るように読んで強いショックを受けた(恩師は内山氏と同じ司法修習30期であり、知合いだったのかもしれない。)。
  
 しかし、弁護士登録後に「転落弁護士」を読み返したときのショックは、司法修習生のときの比ではなかった。

 悪事をはたらくことで苦労して得たバッジを奪われ、仕事もろくに見つからない。さらに身につけた法律業務のスキルも有料で提供すれば弁護士法違反(非弁行為)になってしまう…。弁護士登録後はリアルにその重みを感じることができ、文字通り手に汗をかいたし、気分まで悪くなってしまった。

 弁護士は、「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」(弁護士法第1条1項)、非常に公益性の高い仕事だ。このような弁護士の使命を実現させるためには、一般の方々の弁護士に対する信頼を維持・向上させることが必須であり、普段の弁護士活動を律していくことが不可欠である。

■自身の弁護士活動に警鐘を鳴らせ

 「転落弁護士」は類書の見当たらない極めて貴重な記録であり、この本を読むことで、自身の今後の弁護士活動に対する警鐘になることは請け合いである(もちろん他士業や他業種でも十分に読む価値がある。)。
  
 そのため、筆者は、全ての弁護士(若手のみならず、諸先輩方におかれても)が「転落弁護士」を読むことを強く薦める次第である。

 「裏筋の連中は、自分の代理人である弁護士を意のままに使おうと思って、札束の誘惑や甘い女体のにおいなどの罠を仕掛けてくるのです。

 私のように誘惑に負けてしまうと、実に悲劇的な結末が待ってます。若い弁護士の皆さんは、そのことを肝に銘じて、どうか、目先の収入や若い女体のにおいに目がくらんで道を踏み外すことのないようにしてください。これは、落ちるに落ちてB級刑務所の懲役の身にまで転落した私が、腹の底から絞り出した叫び声なのです。」

 最後に、「転落弁護士」のあとがきから以上の一節を引用し、本稿を終えたい。【了】

(編集部注)以上のコラムは、【コラム 吉原恵太郎】弁護士よ、いまこそ『転落弁護士』を読もう:弁護士としての転落の帰結を示した貴重な懺悔録(上)の続きです。

吉原恵太郎(よしはら・けいたろう)/弁護士
1976年、埼玉県春日部市生まれ。立教大学法学部卒、明治大学大学院修了。埼玉弁護士会にて弁護士登録し、交通事故、成年後見等を専門分野として多数の案件に取り組む。東京弁護士会に登録替えし、むくの木法律事務所のパートナー弁護士に就任。現在は日本の資本市場における少数株主の権利擁護活動にも力を入れている。

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